2010年12月13日月曜日

横須賀市馬堀海岸(K様邸) 板金工事

今日は破風板部分の板金張り工事です。

戸建ての場合、大体のお宅に破風板がついていますよね!
(破風板とは、屋根の軒先を隠す部分です。)

破風板は雨風にさらされる箇所の為、傷みが早く、特に木でつくられている場合は
定期的なメンテナンスが必要です。
(一般的には塗装をして保護する場合の方が多いと思います)

しかし、塗装の場合、塗料にもよりますが、通常7~10年前後(塩害地域の場合は5年前後)
に1度は本来メンテナンスが必要で、長い期間を考えるとかなり大変ですよね!

そこで、塗装では無く、板金(ガルバニウム)で木部の破風を保護する方法もあります。
(塗装に比べてメンテンナス回数が少なく、傷みずらいのでお勧めですよ)

しかも、腐食しずらいので、いつまでも綺麗な状態を保つ事が出来るんですよ☆



破風は屋根の先の茶色い部分になります。
(写真では判りずらいですが、木製の為、かなり腐食していました。。。)
[Before]

足場をかけて点検します。
腐食していない箇所も既に色褪せていて、塗膜の保護力は無くなってきていました。
(雨樋も一緒に交換します)

板金を張りました。判りますか?
雨樋も腐食しずらいステンレス金具でしっかり固定しました。
[After]



ちなみに、板金の材料でもあるガルバは最初は1枚のロールです。
既存の形に合わせて、この1枚の大きいロールを現場で加工・成型していくんですよ!!!

 この道具は何だと思いますか?

正解は板金の端を曲げる時に使うんですよ。

こちらの道具は板金を折るのに使う道具です。

上記の工程から出来たのがこちら。
(全て職人さんによる手作業で行ないます。この作業を繰り返し行ないます)

加工が終わって破風に張った状態です。
どうですか。見事に既存に合った形でピッタリ収まっています。


最近はなんでも既製品(既に工場で出来あがった物)に頼る建築業界ですが、
材料を1から加工し、現場で愛情をもってつくっていく職人の『技術』もやはり
いいもんですよね。

横須賀店では大工・左官・板金など加工を得意とする職人が多くいます。
既製品だけにとらわれないリフォームをしていきたいですよね。
(でも既製品も、もちろん使いますよ。。。 )

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